イヌリンに副作用は?どんな食品に入っているか調べてみよう
イヌリンはさまざまな植物によって作られる『D−フルクトース』という多糖類の一群です。炭水化物の一種で果糖の重合体です。キク科の植物の球根に栄養を貯めるための手段とされ、多くの場合でん粉のようなほかの栄養物質をためる事はありません。
イヌリンを含む食品には、ごぼうや菊芋・にら・にんにく・アーティチョーク・チコリ・玉ねぎなどです。
砂糖やその他の炭水化物と比べて、3分の1〜4分の1程のエネルギーです。脂肪と比べても6分の1〜9分の1程度のエネルギーしかありません。栄養の性質も優れているため、砂糖や脂肪・小麦粉の代わりに用いられています。カルシウムやマグネシウムの吸収を促進する効果もあります。
イヌリンの安全性は?
イヌリンは植物性の成分で、自然界に存在しています。水溶性の食物繊維なので血中の中性脂肪(トリグリセリド)を減少させ、腸内環境を整えてくれる効果があります。天然のオリゴ糖として
ダイエット
善玉菌を増やす
便秘の改善
食後の血糖値を下げる
などの効果があるので、糖尿病の食事に利用されます。
それでも天然・自然のものだから、大丈夫というわけではありません。安全な摂り方は、1日の摂取量として8グラム〜14グラムとされています。あくまで目安ですが、人それぞれの体質など自分の身体の様子を見て、十分注意をしながら摂るようにしてください。
過剰摂取に注意
水溶性の食物繊維全般に言えることですが、摂りすぎてしまうとお腹が緩くなり、下痢を起こしてしまうこともあります。ただ、下痢や腹部のガスに関しては副作用では30グラム以上を摂ってしまった過剰摂取によるものが殆どで、1日の摂取量を守っているならば安全です。
神経質になるほどの危険性はありませんが、不安なときは安全な摂取量であっても、始めは少なめに摂ることが良いようです。
アレルギーでは西洋ごぼう・チコリやアーティチョークなどと、イヌリンが含まれたマーガリンを一緒に食べた方が、アナフィラキシーショックを起こしたという報告もされています。アレルギーについては体質の合う・合わないは個人によって違います。自身の摂取してはいけない成分などがある方は事前に確認しておきましょう。
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